異常者と名言
1800年代後半に生まれたエリック・ギル。 「真実を追い求めれば、美はおのずと表現される」 ワタシは表現とされるものを制作する際、「美しい」という概念を絶対に外す事ができないタイプだ。 だからエリックの言葉が余計に突き刺さる。 デザインがしたいという想いを持ちながら学校へ通い、そして念願のデザイン事務所に入社したが、 エリック・ギルは、正直異常者の「類い」だ。 その事実が知れ渡り、彼の作品が見直されたというのはアート界の独特な流れである。 そんな短気で異常な程の性的欲求の持ち主は、常に「美しい」ということに執着していたように思う。 ワタシはエリック・ギルを異常者とは呼ばない。美しい物を求めるという点では尊敬しているのだ。 我々としては、己の表現するデザインやアートという区分(カテゴライズ)されたものと、どのように |