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昨日は銀座の歩行者天国へ赴きました。

もちろん始めて訪れましたが、はっきり言って田舎者のワタシには
何かと刺激になったワケです。

ついでに「Tokyo Art Directors Club Exhibition」通称ADC展へ
お邪魔しました。日本を代表する大御所アートディレクターの
作品がびっしりです。

原氏、永井氏、松永氏など超大御所先輩から若手著名な佐野氏や
服部氏、ステップワゴンの人まで、実に様々な作品が並ぶ。

特に目立っていたのは、服部一成氏の作品が案外多かった
事が目に止まりました。弊社RENがインスパイアされてるだけ
あって、素晴らしい作品の数々だったと思う。

その場に立ってみて、改めてデザインの本随とはなんだろうか ?
と考える。

デザインは、人が見るだけではなく「関わるもの」だと実感した。
アートのように、見て感動して勇気をもらって・・・などという
ことはデザインにおいて実はそこまで重要ではない。

どのようにデザインされたものを使いこなすか、またその商品が
欲しくなるか、そして納得させられるかということ。
上京してそう悟った。

ただ、個性というものを無くす気は毛頭ない。さらに個性を強め、
沢山の事柄と交わりながら新しい発想と表現を試みる。

デザインに100% 完全なるものは存在しない。
だからといって好き勝手やっても誰も認めない。
しっかりと構築した技術と、どんなに小さなものでも
蓄積してきたアイデアをいかにして表現するか。
また、今度はその表現したものをいかに崩すかという
事も肝要になる。

自己満足で簡潔するデザインは、結局不可解なものとして
埋もれてしまうだろう。

万人が理解しやすく、それがさらに素晴らしいアイデアに
溢れているならば、また見たいと思う。
ワタシはそれを見越して表現されるデザインが 好きだ。

ユーザビリティの重要性をブランディングとして活かせな
ければ、デザインとは言えないのだと改めて思う。